厚生労働省の検討委員会で、障がい者支援施設の地域移行に関する調査結果が示されました。全国の障がい者支援施設を対象とした調査では、地域移行を希望する利用者が一定数いるものの、実際に地域移行できた利用者は少ないという実態が明らかになりました。
地域移行が進まない主な要因として以下の4つが上げられます。1つ目は利用者の高齢化や重度化、2つ目が家族や後見人の反対、3つ目は地域に居住の場(グループホーム)が少ない、最後に4つ目が地域移行後の見守り体制の不足となっております。
現在、日本の障がい者人口は年々増加しております。その中でも特に精神障がい者の数は大きく増加の傾向にあります。こういった障がい者の方の数も増えていく中でその受け皿となる施設(障がい者グループホーム)の数も増やしていかなければいけないと課題として考えられています。
また、その中でも重度の障がい者の方を受け入れるグループホームが不足しております。
弊社では、こういった高齢化社会や地域の課題に応える介護福祉施設の新規開設を建築から運営までトータルサポートしております。それは、弊社も今回問題に挙げた重度の障がい者の方を受け入れるための障がい者グループホームの不足を感じているためです。今後、障がい者施設や高齢者住宅の新規開設をお考えの方は弊社にぜひご相談ください。
栃木県東部を拠点とする訪問介護事業所のA社は、都市に比べ介護資源の乏しい地域へのサービスを提供することを重視しております。ただ、A社は介護保険事業単体では小規模事業所が生き残るのは難しいと感じ、事業の多角化と従業員を守るための対策にも取り組んでおります。
その一つとして都市部に比べて介護資源が乏しい地域において、広範囲にサービスを提供するため、ICTツールの活用や直行直帰などを導入し、効率的な運営を実現しています。
また、利用者からのハラスメント対策として、明確な定義と対応策を定め、職員の安全確保とサービスの継続性を両立させています。さらに、災害や感染症拡大に備え、独自の訓練を実施するなど、リスク管理にも力を入れています。
次に、介護保険事業のみでは経営が厳しい現状を踏まえ、障害者就労支援や海外事業など、多角的な事業展開にも取り組んでいます。障害者就労支援事業所では、地域で就労の場が少ない障害者や、介護サービスにより元気になった高齢者など、多様な人材の活躍を支援しています。
このようにA社は、地域包括ケアシステムの構築と多角的な事業展開を通じて、地域住民の生活を総合的に支援することに取り組んでおります。
弊社は介護福祉事業者の皆様へお役立ち情報を毎月配信しています。また、多角化について詳しく知りたい方は弊社にご相談ください。また、施設の新規開設や運営のお悩みも是非弊社までご相談ください。